Xが集まれる場所は、日本でXジェンダーにまとめられる性自認(中性・両性・無性・不定性など)の人たちに関する情報を集めて公開する活動をしています。
第03回の連載から数回にわたって筆者のセクシュアリティを分解してみようと思います。
セクシュアリティとは、英語のsexualityのカタカナ表記で、性を意識させること、性的特質、 性的興味などのことです。
自己紹介で「私のセクシュアリティは、・・・」というと、性自認、身体的性別、見た目の性別、社会的性別、男らしさや女らしさの有無、または、違和感があるかどうか、性的指向などのことを話します。
筆者がが出会ったことのある人の中で、自己紹介でセクシュアリティを話す際に「僕は、ゲイです」とか「私は、FtXです」としか話さない人がいます。
自己紹介なので人それぞれ自分のセクシュアリティで話せることだけ話せばいいです。
しかし、そういう自己紹介を聞く度に自分は「あなたのセクシュアリティを分解して、細かくして自己紹介してほしい」と思うことがあります。
それは、ゲイもFtXも人それぞれそれらが意味していることが違うからです。
そういうことで、筆者のセクシュアリティを分解してみることにしました。
vol.1では、筆者のセクシュアリティの変遷を整理してみます。
14歳〜21歳:自分はゲイでないのに恋愛対象にゲイの人が含まれるということでゲイの中にいた。自己紹介でセクシュアリティを話す機会がなかったので自分自身のセクシュアリティが何かを考えたことがなかった。
21歳:自分は男ではないということに気付き始める。体への違和感が出始める。
22歳(2010年頃):自分のセクシュアリティを自己紹介で「MtX」と言い始める。
23歳(2011年頃):自分のセクシュアリティを自己紹介で「無性別」と言い始める。ゲイの人の中にいることをやめる。
24歳(2012年):自分のセクシュアリティを「性自認がない無性別のMtXトランスジェンダーでパンセクシュアル」とする。
25歳(2013年夏)以降:自分のセクシュアリティを「性自認がない無性別のトランスジェンダーでポリセクシュアル」とする。
以上が筆者のセクシュアリティの変遷です。
次回の連載では、筆者のセクシュアリティの変遷を元にどうしてこのセクシュアリティになったのかを振り返ってみたいと思います。
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