筆者は年に数回ですが、講演会でお話させていただくことがあります。人前で話すとなると筆者は物凄く緊張します。講演会を見に来てくださった知り合いの方に自分が緊張していることが伝わってしまうこともあります。それでも講演会でお話するのは、「いろんなセクシュアリティの人がいる」ことを知ってもらいたいからです。
いろんなセクシュアリティの人がいることを理解することは難しいです。筆者もいろんなセクシュアリティの人がいることを分かっていても理解できているとはいえません。
理解できてなくてもいることを知っているのと知らないのでは大きな差があると思います。知らなければ、自分と同じ見た目の性別の人が「私の性自認は○○です」という人に対して、「おかしい」とか「変だ」と言ってしまうかもしれません。しかし、知っていれば、「そうなんだ。教えてくれてありがとう」と言えるかもしれません。
「いろんなセクシュアリティの人がいる」ということを知ってほしい、それだけです。筆者は「理解して」なんて言いません。知るついでに理解もしてくれたらそんなありがたいことはありません。
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