自分は、2009年から中村うさぎさんという作家さんのエッセイをよく読んでいます。
今回は、「愛という病」という本を買いました。
うさぎさんのことは、TOKYO MXの「5時に夢中」という番組で知りました。ちょうど、大学4年の頃で就職活動をしていて、自分が男に分類されることに違和感を感じていた頃です。その頃の自分は、男に分類される自分をどうしたらいいのか分からずにいました。うさぎさんの本を読んでみたら、女性である人でも性別に関することでいろいろ考えたり、納得いかないことがあることを知り、それが何か知りたくて、読み始めました。今までの人生の中で短期間に何冊もの本を読んだ時期でもありました。
うさぎさんの本には性別に関することがたくさん書かれています。そんな本を自分の性別に違和感を感じる人が読んだら、辛くなる一方ではないかと思う人もいるかもしれません。しかし、うさぎさんの本を読むことで自分の中にある性別の違和感が何かはっきりさせ、違和感とどう向き合えばいいのかを考えることができました。あの時に読まなかったら、男に分類されることに違和感をどうにもできなくて、自分が無性別であることを誰にも言えず、何年も苦しんでいたと思います。
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