連載|第34回「活動を続けていて思うこと」

 筆者は、Xが集まれる場所の運営を通して日本でXジェンダーに当てはまる性自認(中性・両性・無性・不定性・男でも女でもない性自認であることは分かったが、それがどんな性自認なのかまでは分かっていないどの人など)の人たちに関する活動をしています。Xが集まる場所以外にもいくつかの団体に所属して、日本でXジェンダーに当てはまる人たちに関する活動をしたり、セクシュアルマイノリティに関する活動をしています。活動を2010年12月に始めたので、2015年2月で4年2ヶ月活動をしていることになります。

 活動を始めた当初は、2010年12月当時の某都道府県の知事の同性愛者に対する差別発言に抗議する会の活動に参加していました。だから、活動に関わる理由は、「どうして(当時の某都道府県の知事は)同性愛者に差別発言をするのか知りたいから」でした。その某都道府県の知事の同性愛者に対する差別発言に抗議する会が発展して団体になってからも筆者はその団体の活動に参加しました。その団体の活動に参加し続けて、いくつかの活動を自分で作って始めたりもしました。

 最近になって、どうして今も活動を続けているのかと筆者自身のことなのに不思議に思うことがあります。10代後半からの筆者は、何かをし続けることができず、短期間でやめてしまうことが何度もありました。だから、約4年も続けるなんて始めた当初は想像もしていませんでした。どうして約4年も続けられたのか考えてみても、続けることになった理由になるようなことは思い浮かびませんでした。やめないで活動の場に居続けたら、約4年も活動できたのだと思います。

 活動を続けることは難しいです。筆者は、大学や専門機関などでジェンダーやセクシュアリティのことを勉強したり、研究したりしたことがありません。だから、今でもジェンダーやセクシュアリティに関する知識が少ないです。それに外国の言葉が話せたり、外国語の文を読めるわけではないので、カタカナで書かれたジェンダーやセクシュアリティの言葉が中々理解できません。

 筆者は、持っている知識が少ないことをどうにかしたいと思い、インターネット上で読める日本の新聞社のLGBT・性的マイノリティ・性的少数者・セクシュアルマイノリティに関する記事を何百件と読んでいます。筆者が知識を得るためだったり、日本でXジェンダーに当てはまる人たちに関する情報を探すために集めたインターネット上で読める新聞社の記事の情報は「Xが集まれる場所のアーカイブ」というブログで公開しています。知識を得られたかというと中々得られていません。得ないといけない知識が多すぎて、インターネット上で読める新聞社の記事だけでは足りません。

 活動を続けることは本当に難しいです。やる気だけでな何とかなるわけではないし、活動の場に居続けようとする気持ちも必要です。時には、活動をすることで、精神的に何かを消耗することもあります。それでも筆者が活動を続けるのは、筆者がやっている活動が社会でも誰か1人の気持ちでもいいから何かが変わるきっかけになったらいいなと思うからです。