連載|第01回:「Xが集まれ場所」を始めた理由

第01回の連載ではXが集まれる場所を始めた理由をお話したいと思います。

自分は、2013年2月に性同一性障害を特集したテレビ番組を見ました。
そのテレビ番組では、性同一性障害を公表してセクシュアリティに関する活動をしている方や性同一性障害当事者の診察をしている精神科医の方が出演されていました。その時に、「性同一性障害はテレビ番組で特集されたり、新聞の記事になることがあるのに、何で中性・両性・無性・不定性などの性自認の人はテレビ番組で特集されることはないし、新聞の記事になることは少ない」と物凄く感じました。情報量の差を見せつけられた感じがして、「この状況をどうにかしたい」と思いました。
すぐに、このテレビ番組を見ながら、パソコンで中性・両性・無性・不定性などの性自認に関する情報を掲載するWEBサイトとTwitterアカウントを作成しました。
その作成したWEBサイトとTwitterアカウントが「Xが集まれる場所」です。

WEBサイトとTwitterアカウントの名称を「Xが集まれ場所」にした経緯をお話します。
中性・両性・無性・不定性などの性自認の人たちを日本ではまとめてXジェンダーといいます。そのXジェンダーの「X」と、情報を得るためにWEBサイトやSNSのアカウントなどが当事者の集まれる場所になればいいなという思いから「集まれる場所」を考え、この2つを合わせて、「Xが集まれる場所」という名称にしました。
「Xが集まれる場所」をよろしくお願い致します。

筆者紹介
ハマカワアツキ
セクシュアリティは、性自認がない無性別のトランスジェンダーでポリセクシュアル。2009年の春に「自分は男ではない」ことに気が付き、性別が男ではないということについて調べ始める。2010年の12月よりセクシュアルマイノリティに関する活動を始める。現在は、レインボー・アクション Xラウンジ チーフ、True Colors Project 代表、Xが集まれる場所の運営をしている。 

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