テレビで初めて「同性愛者」と聞いた。

昨日3月3(土)にNHK Eテレ(地デジ 2CH)で23時から放送された「アンジェラ・アキのSONGBOOK in English」という音楽番組を見た。

この番組を簡単に説明すると洋楽の曲を日本語詞にしてみたらどうなるかやってみようという番組。
今回、扱われた曲はCyndi Lauperさんの「True Colors」。
自分はこの曲をアメリカのテレビドラマ「Sex and the City」の映画版2作目のエンディングで初めて聴いた。この曲と映画の内容が凄くあっていて、好きになった。
今回は、曲の歌詞の和訳とCyndi Lauperさんの紹介だった。
その中で歌詞にある「like a Rainbow」についての説明があった。
それでどんな説明をするのかと注目して見ていたらアンジェラさんが、
「欧米人のRainbowという言葉ではまず同性愛者をイメージする」って説明した。
その説明で「同性愛者」ってさらりと言った。
他の出演者はRainbowという言葉から想像できることぐらしか説明していなかったのにアンジェラさんはちゃんと同性愛者って説明してくれた。
最近のオネエタレントブームの影響でゲイやMtFトランスジェンダーの人がテレビに映る機会が増えても扱いが酷かったり、差別意識のない酷い発言が多々ある中で、ゲイやレズビアンと言わずに同性愛者って言ってくれたことはとてもありがたいことだと思う。
「like a Rainbow」の意味の説明だとしても同性愛者という言葉を言いたくない人なら違う言葉でごまかして言ってしまうと思う。
日って和製英語だったり、英単語をそのまま会話の中で言ってしまえる言語だから言葉の選択を誤るとおかしなことになりやすい。
それに、テレビだとゲイやレズビアンより同性愛者っていう方がハードルが高いと思う(自分は今までテレビでゲイやレズビアンって聞いたことはあるが、同性愛者は聞いたことがなかった)。
その中で「同性愛者」と言えるということは、同性愛者に対してちゃんと理解していないとできないことだと思う。
このアンジェラさんのRainbowの説明からちゃんと同性愛者、両性愛者、性別越境者、性分化疾患の人、性自認が分からない人、無性別の人、両性の人、中性の人、これらの言葉では説明できない、またはこれ以外のセクシュアリティの人の理解が進み、正しく説明できる人が増えていくことを望む。

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