連載|第15回「Sex and the Cityを見て男と女について学ぶ」

 筆者の趣味の1つにアメリカのテレビドラマ鑑賞があります。小学生の頃からアメリカのテレビドラマを見ています。ゲイという言葉を知ったのもアメリカのテレビドラマでした。今は、Sex and the Cityというテレビドラマを見ています。2009年からこのテレビドラマを見るようになりました。見始めた頃は内容が面白いから見ていました。しかし、今回は今までと違う見方をしていることに気が付きました。Sex and the Cityで男と女とは何なのかを知ろうとしたということです。Sex and the Cityは、主人公のコラムニストの女の人とその友達3人の恋愛の話です。4人の会話にはよく「男はこうだ、女はこうだ」という話が出てきます。その話を聞くと、人を男と女だけには分けられないと思う筆者には「何でそういう結論になるの?」と思ってしまうことがります。4人の会話で仕事のことで泣いたら、女の人の場合は泣いた人だからということで周りの人に気を使われるが、男の人の場合は仕事を頑張っている人として称えられるという話になったことがあります。この話を聞いて、筆者は「うん、そうだよね」とは思えませんでした。「男とか女とか関係なく、何で泣いたのかによって周りの人の反応は変わる。それなのに女はこう、男はこうとは言えないと思う。」と思ったからです。

 人を男と女に分けて「男はこう、女はこう」と言えるのものなのでしょうか?言えてしまったら、正しいとされる男、または、女になろうとして頑張らないといけなくなります。そうなると、正しいとされる男、または、女になれないことで苦しい思いをする人が出てきてしまうと思います。

 男と女って何なんですかね。学ぼうとしたら、余計に分らなくなりました。

・筆者紹介
ハマカワアツキ
無性別のトランスジェンダーでポリセクシュアル。2009年の春に「自分は男ではない」ことに気が付き、性別が男ではないということについて調べ始める。2010年の12月よりセクシュアルマイノリティに関する活動を始める。現在、レインボー・アクション Xラウンジ チーフ、True Colors Project 代表、Xが集まれる場所 主宰。

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