丸木戸マキさんのBL漫画を原作としたドラマ「ポルノグラファー」と「インディ ゴの気分」にどハマりしてしまった。

自分は、7月末にテレビ番組の広告付き無料配信サービス「Tver」の番組一覧に気になるサムネイルのドラマがあったので、視聴してみた。そしたら、その日からそのドラマにはまりまくっている。

 ドラマのタイトルは、「ポルノグラファー」と「ポルノグラファー〜インディゴの気分〜」(以下、インディゴの気分)である。この2つのドラマを観始めた時は、作品の内容を全く知らなかった(原作漫画があることも知らなかった)ため、「すごいドラマを見付けてしまった」ぐらいにしか思ってなかった。しかし、この2つのドラマについてネット検索したら、「原作漫画は、丸木戸マキさんのBL漫画であるポルノグラファーとインディゴの気分である」ことや、「ポルノグラファーのドラマのDVDやドラマCDがすでに発売されている」ということが分かった。

 「ポルノグラファー」は、小説家の木島理生(以下、木島)と大学生の久住春彦(以下、久住)が交通事故をきっかけに出会い、木島の小説の執筆を口述筆記という方法で久住に手伝わせることで互いに好きになっていく物語である。インディゴの気分は、木島が久住と出会う前に木島の官能小説の担当編集者である城戸士郎(以下、城戸)との間に起こったことや木島の官能小説家になったきっかけを描いた物語である。インディゴの気分は、ポルノグラファーの続編であり、木島と城戸の過去を描いた過去編でもある。

 ポルノグラファーとインディゴの気分を観始めて7日目には、池袋のジュンク堂に行き、この2つの原作漫画とドラマの出演者インタビューが掲載された祥伝社の「on BLUE vol.40」を購入した。そこから、グッズやポルノグラファーのDVDや主題歌である鬼束ちひろさんの配信限定の「End of the world」や「Twilight Dreams」収録のCD「ヒナギク」を購入した。ドラマを見るだけでなく、原作BL漫画やグッズ、DVDを手に入れるほどはまりまくっている作品はポルノグラファーとインディゴの気分が初めて。自分の部屋の棚の1段がポルノグラファーとインディゴの気分だけで埋まりそうな勢いである。

 「ポルノグラファー」と「インディゴの気分」のセリフは、ほぼ原作漫画の吹き出しそのままである。だから、「ポルノグラファー」のドラマ版の音声を聞きながら、原作漫画の吹き出しを追っていくことが可能である。何度かこのやり方で原作漫画を読んでみたが、その度に「一致し過ぎている」と驚いている。ポルノグラファーとインディゴの気分の原作漫画を読んでいる方は、すでにやっていると思うが、まだやったことがない方にはぜひ試してほしい。

 作品の感想を書くと、ネタバレになるので書かないでおこうと思ったが、少しだけ書いておく。「ポルノグラファー」では、小説家の木島と大学生の久住が出会い、互いに好きになっていく様子が描かれている。その中で久住の木島を好きになっていくことが久住の走る姿によく表れていると思う。ドラマの中で3回久住の走るシーンがあるのだが、3回とも久住の「俺は、先生(久住のが木島のことを呼ぶ時の言い方)のことが気になるし、好き」ということが伝わってきて、毎回ドキドキする。そのドキドキは、「久住の立場で木島を好きになる気分」を体感しているようでもある。

 「ポルノグラファー」と「インディゴの気分」を知ってからまだ1ヶ月と数日しか経ってないのに、その1ヶ月と数日が濃かったのか、何年も「ポルノグラファー」と「インディゴの気分」を見た気分になっている。こんな気分になるまで好きになる漫画とドラマを見付けてしまうなんて7月上旬は思いもしなかった。今の時期は某ドラマの映画版を観に行く予定だった。しかし、今は「ポルノグラファー」と「インディゴの気分」にはまりまくっているので、その映画を観に行くことを忘れそうである。

 「ポルノグラファー」と「インディゴの気分」という作品を世に出してくださった原作漫画の作者である丸木戸マキさんには、感謝しかない。自分は人を好きになって、その人と協力して生きていくことに憧れている。しかし、協力して生きていきたいと思えるぐらい好きになれる人を見付けることができてないから、「もう好きといえる人を見付けるなんてしなくてもいいや」と思う時がある。そう思う気持ちに対して、「ポルノグラファー」と「インディゴの気分」は、「諦めなくてもいいのでは?」と問いかけてくれているように感じる。人を好きになることは、幸せな気持ちになるけど、苦しい思いをすることもある。苦しい思いをするからこそ、幸せな気持ちはよりよくなる。だから、協力して生きていきたいと思える人を見付けようと思う。

「ポルノグラファー」と「インディゴの気分」のことになると、時間が足りなくなるぐらい毎日いろんなことを考えている。暇さえあれば、「ポルノグラファー」と「インディゴの気分」のことで脳内が一杯になる。脳内「ポルノグラファー」という日もあった程だ。そんな日もちゃんと仕事したけど、大変だった。それでも、明日からもまた「ポルノグラファー」と「インディゴの気分」を観まくる。

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